The Shawshank Redemption

先日アマゾンプライムの中で無料になっているなかで、選んで見た映画です。邦訳は「ショーシャンクの空に」であるこの映画は、好きな映画を聞かれたときに候補にあがる映画の一つですね。

 

Redemptionという「受け戻し」を意味する原題がついているのは、なんとも興味深いです。

無実とはいえ本人も妻の必要を顧みきれなかった自分に対しての責めを感じていて、それを20年以上にわたる服役の間に清算ではないものの、自分を戒めているような部分があり、それは彼にとってひとつのRedemptionであるのかなと感じます。

それよりも大きなRedemptionとしては、野蛮な暴力、殺人と不正を働く刑務所内の腐敗した権威を最後に葬りさる役目を果たすとき、これがAndyにとってのRedemptionであると感じます。

抜き打ち検査で聖書を差し出し、「救いはこのなかにある」と所長がいったことがまさにその通りになっていくという伏線も面白いものです。

f:id:nonmasa:20190519233403j:plain

しかし、ティム・ロビンスモーガン・フリーマンの演技は本当に引き込まれます。

ありえない非人間的な環境に絶望を感じつつ、人間性を失うぎりぎりのラインでもちこたえようとする彼らの表情、正気を失わないように日々できることをひたむきに行うAndyの忍耐、多くを伝える映画でした。もちろん、勝利を勝ち取る事の喜びも。

 

よい映画です。